技術部は、教育・研究に関する技術的支援に加えて、大学の運営に係わる専門的技術及び資格を要する業務を遂行する組織です。1992年1月に、学内の教育・研究環境をサポートする組織として編成されて以来、業務をより円滑かつ効率的に行えるよう体制を整えて参りました。現在は、全学のシステム開発、安全衛生関係を主業務とする「大学運営支援グループ」、分析、ものづくり支援業務を担当する「教育研究支援ブループ」の2グループ体制で活動を進めております。
技術部の活動は大学内だけにとどまらず、地域の児童・生徒に科学・工学への興味・関心を高めてもらうため、「児童センター出前体験学習」、「北見市郊外小規模校出前理科実験」、「冬休み親子工作教室」の企画・実施、中学校・高等学校からの体験学習の受け入れ、大学主催の「おもしろ科学実験」への参画を行って参りました。さらに、教育委員会との連携により小中学校の教員を対象とする「プログラミング教育研修」、「理科実験研修」を実施するなど、地域全体の教育に貢献しております。これらの取り組みにつきましては、今後も継続して参ります。
2022年4月より、国立大学法人北海道国立大学機構として、小樽商科大学、帯広畜産大学、そして北見工業大学の三大学が力を合わせて地域社会の発展に貢献する体制となりました。教育・研究の進展に伴う技術職員職務の高度化、専門化の求めに応じられよう、今後も教育、能力・資質等の向上を図って参ります。技術部の活動についてご理解を頂きますと共に、引き続きご支援頂きますようお願い申し上げます。
北見工業大学は北海道北東部のオホーツク海側に位置している北見市にあり、北見市の面積は1427.56平方kmを 有しており、北海道では第1位、全国で第4位の広大さの中にあります。その大学組織の中に技術職員で組織された「北見工業大学 技術部」があり、その技術部の中には「大学運営支援グループ」、「教育研究支援グループ」の2グループにわかれて、大学運営支援・教育・研究に対する技術的支援や専門的な技術や資格の必要な全学的業務を担っております。
大学運営支援グループは本学の情報・ネットワーク関連、本学の安全衛生関連の業務を行っています。
・情報処理センターにおける情報機器及びネットワーク機器の保守・管理・運営、システム全般の技術相談
・アプリケーション開発、情報システムに関する保守・管理・運用業務、大学における多数の事務処理等をWeb化し、多種業務の効率的運用、ペーパーレス化に寄与しています。
・学内の情報システムに関する保守・管理業務としています。
・衛生管理者業務、作業環境測定、局所排気装置の検査、放射性物質の安全確認、化学物質の管理、ISO14001内部監査 などの本学の安全衛生に関わる業務を行っています。
教育研究支援グループは、ものづくりセンター、共用設備センターを中心に学生のものづくり教育の観点に立った工作支援、分析に関連する支援を教員または各センターからの依頼を受け、以下の支援活動を行っています。
・ものづくりセンタにおける工作機器等の保守・管理および実験装置、機器等の製作・改良、技術相談等の研究支援をおこなっています。
・ものづくり工房では簡単な工作、技術相談等の研究支援を行うとともに、学生のものづくり教育の観点に立った工作支援を行っています。
・カリキュラムに定める実験・実習・演習・講義・卒論指導等の教育支援
・研究用実験装置の製作、機器操作、共同研究、研究プロジェクト等の研究支援
このたび、松田弘喜再雇用技術職員が、日本分析化学会の2020年度有功賞を受賞しました。
有功賞は、「多年にわたり分析の実務に従事し、又は分析に欠くべからざる機械、器具並びに試薬などの製造等の実務に従事して功労のあった者に贈呈」されております。この有功賞は年会で表彰しており、今年度は日本分析化学会第69年会(名古屋工業大学御器所キャンパス)で授賞式を行う予定でしたが、新型コロナウィルスの関係でオンライン開催となり、賞記およびメダルは後日郵送にて届けられました。
松田再雇用技術職員は37年の長きにわたり、核磁気共鳴(NMR)装置の維持・管理および同装置による分析実務に携わってきました。定期的なメンテナンスはもちろんのこと、装置の修理・調整等も行っており、特に分光計等に関しては自ら修理を行い、維持経費の削減にも貢献してきました。さらに、豊富な分析実務経験に裏付けされるNMR測定技術およびスペクトル解析技術は、所属機関内だけでなく外部の研究者からも高く評価されております。
松田再雇用技術職員の長年における装置の維持・管理、およびその高いスキルが日本分析化学会において評価され、受賞に至りました。
〒090-8507 北見市公園町165番地
TEL:0157-26-9314 FAX:0157-26-9421
E-mail:tech@desk.kitami-it.ac.jp @を半角にしてご使用ください。
副部長 杉野 豪
北見工業大学技術部では児童期より「ものづくり」の楽しさを親子で体験して頂こうと「冬休み親子工作教室」を例年開催しております。今年度におきましては、令和3年1月6日(水)~9日(土)の4日間開催する予定としておりましたが、新型コロナウィルス感染症拡大を防止するための「密閉」、「密集」、「密接」の回避が困難なため、開催を中止することといたしました。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。
技術部が主体となり、平成29年度より開催している地域の小学生を対象とした「ものづくり」の体験学習を行っております。
北海道北見バス:女満別空港乗車 工業大学入口下車:乗車時間 42分 下車徒歩:10分
北見駅降車 タクシー乗車:約15分 北見駅から徒歩:約40分
北見バスターミナル降車 タクシー乗車:約15分 バス市内線(①三輪・小泉路線)工業大学入口下車徒歩:10分
北見バスターミナルから徒歩
:約40分
北見工業大学技術部では、第2期中期計画から地域貢献活動を取組の一つの柱として位置づけ各種事業を行っています。北見工業大学と北見市教育委員会の連携協定により(平成23年8月19日)、「理科教育の充実・支援」、「教員のキャリアアップ」等、より積極的な対応を行っています。
北見市内の小・中学校教諭を対象とした理科実験研修を本学の実験室において実施しております。
技術部が企画して平成23年度から開催している冬休み親子工作教室は親子共同で一つのテーマに取り組み、ものづくりの楽しさやおもしろさを感じ、親子のコミュニケーションをより深めあって頂きたいと思っております。
北見工業大学で開催される「おもしろ科学実験」に技術部としてテーマを担当しております。
北見工業大学が取組んでいる社会貢献プログラムに4テーマ(ものづくり体験[文鎮の作製]、[サンドブラスト]、[電子回路作製]、[データ可視化プログラミング体験]を技術部が担当しています。
ものづくり工房(学内限定)
学内支援としてものづくり工房を開設しています。
学生教育等の一環として「ものを創る」という立場から工学への関心を持たせるため,本学の学生に対して簡単な工作等を行える場所と工具を提供する,ものづくりセンター(以下「センター」) の附属施設です。また,技術部に依頼される実験装置等の保守業務を迅速に遂行するため,一般的な工具類の保管と作業を行う施設,技術員の技能向上のためのグループ研修等を行う施設でもあります。さらに,事務職員の方にも使用して頂ける施設です。詳細は
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パソコン相談室(学内限定)
学内支援としてパソコン相談室を開設しています。
本学教職員が研究・業務で使用しているパソコン、本学の学生が授業・研究で使用しているパソコンに関するトラブルに対して適切な対処方法を担当者がアドバイスしていくものです。技術部として教職員の研究・業務等で使用するパソコンおよび学生が授業・研究で使用するパソコンに関するトラブルの解決に少しでもお役に立てるように可能な限り支援を行きたいと考えております。詳細は
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